代表者・役員 紹介

メッセージ

名誉総裁
寬仁親王妃信子殿下

東北や熊本などで、災害ボランティア活動に参加してくれた若者たちに、私は昔ながらの「童謡」の活用を薦めましたが、若い世代はそもそも「童謡」自体を知りませんでした。
取り急ぎ、著名作をいくつか彼らに教えたところ「被災者との交流が想像以上に進みました」と嬉しい報告がありました。
どの時代にも、元気になれる流行り歌は多々ありますが、人々の 心の糧となり生きていく上での示唆を与えてくれるのは、やはり「童謡」なのだと確信した瞬間でもありました。
海沼理事長率いる日本童謡学会の活動は、これまでも多くの皆さまからご賛同ご支援を頂いて参りました。
今後もこの運動を通じて、次世代を担う子どもたちや、子育て世代の皆さまに「童謡」が持つ本 来の魅力が浸透していくことを願ってやみません。
祖母から聞かされて育った童謡を、音羽ゆりかご会の子どもたちの 歌声で拝聴した時、在りし日の祖母を思い出し、本物の童謡は「かくれんぼしていただけだった」とホッとしたことを忘れません。音楽もまた歴史であり、捨てることなく大切に残していきたいものですね。

理事長
海沼 実

明治期の学校教育で誕生した「唱歌」は、その内容が子どもたちにとって難解で教条的だとして、大正期になると文学者たちによる「童謡運動」が始まりました。
この運動に賛同した有志作曲家たちが、作品の持つ文学性を損なうことなく、楽曲として仕上げたものが本来「童謡」と呼ばれてきた歌曲です。
昭和20年代前半に最盛期を迎えた「童謡」は、同じく子どもたちの情操教育を目的に創作された「唱歌」とともに国民的な愛唱歌として定着しますが、その後GHQ主導の教育改革や、「新しい子どもの歌」を掲げる営利作家たちの排斥運動によって、次第にその存在感を失ってしまいました。
しかしながら、平成18年に文化庁とPTA全国協議会が制定した「日本の歌100選」には「唱歌」「童謡」が計67作品(「新しい子どもの歌(※現代こどもの歌)」は除く)選ばれ、被災地の避難所などでは今なお必ずといっていいほど愛唱されています。
世代を越えた愛唱歌の「唱歌」「童謡」を正しく継承、活用することは、日本人教育の骨子となる教育·文化事業であることを多くの皆さまにご理解頂ければ幸いに存じます。

私たちも「童謡運動」を応援しています

坂東 玉三郎

歌舞伎役者
人間国宝

後藤 俊彦

神社本庁長老
高千穂神社宮司

山田 洋次

映画監督
脚本家

大村 智

北里大学特別栄誉教授
ノーベル生理学・医学賞

蒲島 郁夫

東京大学名誉教授
前熊本県知事

山下 泰裕

第五代JOC会長
ロス五輪1984金メダリスト

名執 雅子

元法務省矯正局長

井上 康生

東海大学教授
シドニー五輪2000金メダリスト

加藤 和也

株式会社ひばりプロダクション
代表取締役社長

くまモン

©2010熊本県くまモン
熊本県営業部長兼しあわせ部長

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