全日本音楽教室指導者連合会について
全音連(全日本音楽教室指導者連合会)は日本で最も伝統のある音楽教室「音羽ゆりかご会」の指導カリキュラムに基づき、第一線で活躍できる歌謡教室指導者を育成していく活動を行っている団体です。 全音連から輩出された指導者は全国各地で歌謡教室を運営し、また各種歌謡団体の中核としても活躍しています。また、全音連が主催する歌唱全国大会は国内随一のレベルを誇る内容で、この大会から巣立っていったプロ歌手も少なくありません。 その一方、全国各地での学習会なども開催することで、広く一般の皆さんに「短期間で、簡単に歌が上達できる方法」を実践して頂き、ご好評を頂いております。 「歌」に対して誰よりも真面目でひたむきに取り組んでいるという皆さん…ぜひ私たち全音連の仲間に加わって、一緒に頑張っていきませんか?
ごあいさつ
日本の音楽教育の歴史は、西欧諸国に比べて浅く、こと主流となっている楽譜や発声法などに関する理論は、明治時代以降になって諸外国から輸入されてきたものばかりです。
従って私たちは、必ずしも自国の文化や自分の体型に適合するとは言い難い西欧流の音楽理論のもとで音楽と触れあってきたわけです。
しかし昨今、カラオケやブラスバンド、ピアノ教室等の普及に伴って音楽演奏が身近なものになってくるにつれ、様々な疑問や壁にぶつかる指導者も増えてきました。
例えば、西欧人とは体型も体格も違う私たちが果たして同じ発声方法で良いのだろうか?日本人の情緒を演奏するための表現方法にはどのようなものがあるのだろうか?…など。
学校や、これまでの一般的な音楽教室では、カリキュラム整備の不足から、なかなかこうした現実的で素朴な疑問に応えることが出来ませんでした。
と言うよりも、むしろ何も考えずに、西欧式の音楽理論を押しつけてしまっているような指導が現状ではないかと思います。
こうした現状を踏まえ、私たち、全音連(全日本音楽教室指導者連合会)では日本の民俗的音楽の理念と、西欧音楽理論を融合した真の音楽理念を打ち出し、これを音楽教室指導者や音楽を愛好している皆さんに提供していきます。
私たち独自の指導ノウハウが、日本中の皆さんの音楽人生をより充実したものにする一助になれば幸いです。
講座システムと会員制度
全音連では門下生の皆さんに会員制度および段位性を準備して、
より有意義な指導活動を行って頂いております。
全音連の会員には正会員、準会員、賛助会員があり、その詳細は下記の通りです。
- 正会員=全音連会員のうち二段以上の有資格者
- 準会員=全音連会員のうち二段未満の者
- 賛助会員=全音連の活動に賛同する全音連門下生
全音連にご入会され各種入門講座を修了された皆さんには、修了時に会員種別を選択して頂くことになります。修了時点で二段昇格考査を受験されて二段有資格者として登録された方は正会員として登録されます。昇格考査を受けずに講座受講を修了された方は初段認可となり準会員としての登録が可能です。
また、正会員や準会員の門下生(孫門下生)や関係者は賛助会員として登録をすることが可能です。
※各会員種別の条件や会費などは事務局までお尋ね下さい。
全音連準会員のメリット
直属門下生千数百名、門下生総数が十数万を数える国内随一の全国的な歌謡団体に所属することで、各地の同門会員や関連業界と様々な情報交換、交流が計れます。カラオケ系の雑誌購読に際しては提携価格が適用され、また歌唱に関する関連書籍なども割引購入することが可能です。(※対象とならないものもあります)
なお希望者は全音連の門下生として歌謡教室などで生徒を指導することが認められます。
全音連正会員のメリット
全音連で二段以上の有資格者は、指導力向上のための「生涯学習講座」を受講することで、他団体に類を見ない歌唱理論強化と歌唱力UPを目指します。
また、同資格者は全音連審査員の認定を受けて各地の大会などで審査員を務めたり、作詞講座などの有資格者講座でオリジナル作品の制作を行うことも出来ます。全音連本部主催行事で審査を担当された場合は本部から薄謝進呈があり、また作詞講座修了後にはオリジナルCD作成などのバックアップも行います。
なお希望者は後見人を立てて一定の条件を満たすことで全音連の地域支部を設立(四段・本部正師範以上は後見人不要)することが許されます。
生涯学習講座について
各月第2、4火曜日に実施される全音連正会員および幹部会員のみを対象とした講座。その内容は多岐に渡り、音楽理論のみならず文学、医学、心理学、歴史学等、あらゆる方面から最先端かつ最も高効率な歌唱指導のあり方を探求していきます。講座は1コマ40分程度で行われ、毎回配布されるプリントに基づく講義が1コマ、オリコンチャート上位曲を使用した歌唱実習が1コマの、計2コマで構成。通学、通信のいずれでも受講が可能です。
講座内容と諸費用について
各種入門講座について
~講座受講期間12カ月(全48回)~
全コース一律 ¥10,000(月謝制)
歌謡曲コース ※通学・通信教育とも可
歌謡教室における実践的な指導要領はもとより、指導者としての歌唱力向上、あるいは将来的に歌謡教室を持ちたいというニーズのある方などにも最適な入門コースです。
「歌とは何か?」という定義づけに始まり、日本語歌唱の基本について学んでいきます。日本の近現代流行歌を史的、唱法的見地から究明することから、その指導における理を解説し、音楽の成立ち、楽曲の解釈、さらには微細に渡る歌唱表現の指導法を体得して下さい。
ことに現在では、その伝承者が絶えてしまいつつある「演歌」の歌唱技法を、歌唱実習の形式で、習得出来るのも、この講座の大きな特徴です。
古来より伝承されてきた、日本人の「歌のこころ」を、この講座で感じ取って頂ければと思います。
- 講座受講開始に際して講義で使用する教材を送付致します。
- 通学生は第1、3火曜日に各2コマ分の歌唱実習を実施。オリコン歌謡曲チャートの上位曲を題材にピアノ伴奏による歌唱実習となります。(※1コマ30分程度)
- 通信教育生には月4回、講義1コマ、歌唱実習1コマを収録した練習用教材と楽譜を送付致します。
(※同教材は通学生にも送付されます) - 新入門者を対象とした開講は毎月随時行っております。
童謡・唱歌コース ※通信教育のみ
幼児・児童の教育現場における童謡や唱歌の指導者はもとより、生涯学習の立場から日本の児童音楽を研究されたいという方、あるいは単に童謡や唱歌に関心があるという方などに最適なコースです。
明治時代の学校教育に伴って生まれた文部省唱歌。そして、それを追って大正時代に大衆の中から生まれた童謡。いずれも、その当時を代表する文学者と音楽家が、ただひたすらに、子ども達の情操育成を願って作り出した作品です。
童謡、唱歌指導の原点に立ち返り、楽曲の成立ちや解釈のみならず、微細な歌唱表現の中から、乾ききった子ども達の心に、憩いの潤いを与えることが出来るような指導者の育成を目指します。
- 講座受講開始に際して講義で使用する教材を送付致します。
- 月に4回、講義1コマ、歌唱実習1コマを収録した練習用教材と楽譜を送付致します。
(※1コマ30分程度で通信教育のみ) - 新入門者を対象とした開講は毎月随時行っております。
お問い合わせ
全音連では講座の見学、体験(いずれも無料・要予約)を随時行っております。内容をご覧頂くことはもちろんですが、歌謡団体の中には実在しないにも関わらず通信教育をうたって費用の一括納入を求めるような教室があるのも実情です。そうした架空団体との差別化を計るためにも、全音連では実際の講座を体験して頂くことを強くお薦めしています。もちろん、全音連の各種講座は会費の一括納入など求めませんので、ご自身のご都合でいつでも中断、再開することが可能です。その他、ご不明の点があればお電話もしくはお問い合わせフォームをご利用下さい。
お電話でのお問い合わせ
電話: 03-3785-8930
受付時間: 9:00~17:30
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